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InterPalsを1カ月使って英語友だちを作ってみた

本記事は、「InterPalsで外国人の友だちや恋人、英会話の相手を作る」で紹介したペンパルサイト"InterPals"を実際に1ヶ月使ってみたときの体験談です。

今回筆者は、英語の話し相手として外国人の友だちを探すつもりで、InterPalsを使ってみました。実際の交流相手については、個人情報保護の観点から、個人を特定できないようフェイクを入れていますが、どのようなことが起きたかは伝わるようお知らせします。

結論からいうと、"InterPals"を使って、英語の話し相手となるような外国人の友だちはできます。また、人によっては、交際に発展する(外国人の彼氏または彼女ができる)と感じました。

外国人の友だちや恋人、英会話相手、言語交換相手を探せるInterPals
目次

登録1日目:あしあと機能がある

まずはじめに、メアドと基本情報を登録して、アカウントはすぐ完成。すると、プロフィールの設定画面になります。

全ての項目をしっかりと書いて、顔写真を載せるまでに約30分。夕方にスタートしました。とはいっても、数分やそころで誰からかメッセージが来ることもなく、とりあえず夜まで放置してみました。

すると、その日のうちに"Who viewed my profile?"が2人になっていました。要するに、誰が自分のプロフィールを見たのか「あしあと」機能があるんですね。

私のプロフィールを見てくれたのは、20歳前後のアメリカ人女性とチリ人女性。嬉しいな♪と思い、その人たちのプロフィールを覗くと同時に、はっと気づきました。当然、私が相手のプロフィールを見たことも、相手にはわかるわけですね。

結局、向こうからメッセージがあるわけでもなく、こちらからメッセージを送るでもなく・・で終わり。お互いプロフィールを覗いているのにスルーというのも、なんだか探り合いみたいだ。

登録2日目:さっそくメッセージを受け取る

翌朝、さっそく"InterPals"にログインしてみると、「Who viewed my profile?」がさらに2人増えていました。2人とも、随分とセクシーな女性。プロフィールを覗いてみると、「あなたとホットでエクスタシーなxxxxxxをxxxxxx」、はい、解散

この時点で、「InterPalsもこんな詐欺ばっかりなのかな」と思ったのですが、これ以降、このような人には遭遇していません。子どもとのツーショット写真を載せている私は、ターゲットになりにくいというのもあるかともしれませんが。

それから少し経って、アラサーのインドネシア人女性から初めてメッセージを受け取りました。メッセージの内容は、他愛のないものですが、旅行やドラマなどについて、おしゃべりしました。

個人的な印象ですが、インドネシアの方はオープンマインドな人が多く、また日本のサブカルが好きな人も多いので、友だちになりやすいと思います。日本人と似ていて、どこか控えめで気さくなところもありますしね。

登録3~4日目:他愛のないおしゃべりが続く

"Who viewed my profile?"はどんどん増え、いろいろな国の人たちが私のプロフィールページを訪れてくれました。また、新たにメッセージもありました。

20歳前後のフィリピン人女性、さっそくプロフィールを確認してみると、職業は英語教師とあり。「営業かな?」と邪推してしまいましたが、純粋に"Hi! How's going?"から始まり、無難な天気の話なんかを取り上げて、笑いを交えておしゃべりしました。英語教師ということもあり、さすがに英語はキレイですね。

また、これまた20歳前後の香港人女性からもメッセージがありました。

彼女からは、いきなり"Doing?"とだけ送られてきたのが印象深いです。"How (are) you doing"を縮めたもので、日本語でいえば、「ちわ!」っと言っているようなものか、っと。香港の公用語は英語と広東語なので、一応ネイティブ英語と言っていいのかなんなのか・・

スラングを含めて、英語を勉強したいとも思っていますが、どれぐらい自然なスラングなのか判断できないので、自分で使うことはないかな・・

それはさておき、一通りよくある無難な話をしてみるも、相手はえらくネガティブ。正直苦手なタイプでした。で、気が付くと、アカウント自体が消えていたので、なんだかよくわからず、結果オーライ。

とりあえず淡々と他愛のないおしゃべりをする、といったやり取りが続きました。

登録5~7日目:話が深くなってくる

メッセージはどんどん増えていきます。

25歳ヨーロッパ人男性、どうやら日本文化にいたく惹かれているようで、どうしたら旅館で働けるのか相談がありました。

外国の方が日本で働くのって、正攻法でいけば、ハードルが高いですよね。ビザ、お金、保証人、日本語力など。しっかりと答えるべきか、軽く流す感じで答えるべきかで悩みました。しかし、「日本で働く可能性について、率直にどう思う?」と聞かれたので、率直にクリアすべきことをお伝えしたのですが・・、なんだか現実を突きつけるような感じになってしまって、申し訳ないと気にもなりました。さわやかな感じの好青年でしたね。

そして、同業者(翻訳家)からもメッセージが届きました。

46歳東欧人男性、なんとまぁ、メッセージが凄まじい長文!これまで、はじめにもらうメッセージは長くても4~5行だったので、衝撃でした。これは完全にレター。

目を通してみると、仕事から家族、趣味、特技など、まんべんなく似ているとのことで、まさにその通りでした。こんなに共通点が多い人もいるんだなっと思いました。

せっかくレターを書いてくれたのだから、あっさり返しちゃ申し訳ない。私もバッチリとレターを書こうと思い、書くこと1~2時間。

文通は自分で望んだことですが、あまりしっかりと書く心のゆとりも時間の余裕もないので、正直、しんどかったです笑

同じタイミングで、とても積極的なメッセージもきました。

20代スペイン人女性、日本語は好きだけど、そこまで本腰入れて勉強しようとは思っていない様子。それよりも、世界中を回りたい!というような、旅好きな人でした。

はじめてのメッセージですでに「今度日本に行くから、直接会おう!」ときました。さすが情熱の国、積極的だ・・

いきなり会おうとか言われると一歩引いてしまう私はやっぱり日本人。雰囲気的に詐欺とかその類ではなさそうですが、会うかどうかについては深く触れずにおしゃべりを楽しみました。

登録8~10日目:心通わす相手との出会いも

"InterPals"に登録してから一週間も経つと返信するのが面倒に感じてきました。というのも、結構な頻度でメッセージをいただくから。

忙しない日々を送っていると、なかなかメッセージを書こう!という気持ちが起こらず、テンポは1日1メッセージぐらいに落ち着きました。

この辺りで、アラフォーケニア人男性からメッセージがありました。

その方の出身地や仕事がとても興味深く、またとても気さくな方でしたので、心を通わすメッセージができたと感じています。家族構成が似ていたのも、気が合った理由の一つかもしれません。

この出会いがきっかけで、純粋な好奇心から、ケニアについてだいぶ調べたのは私自身にとって大きな収穫です。ケニアにはユニリーバ(リプトン)の農園があり、私がいつも飲んでいる紅茶の一部は、そこからはるばる日本までやってきていることを知って、なんだかケニアがより身近に感じました(スリランカだとばかり思っていました)。ちなみに、私は無類の紅茶好きです!

登録11日目~20日目:友だちがふるいにかかる

その後、これまでに知り合った人からの「最近どうしてる?」というメッセージに加えて、いろいろな国の人からメッセージが届きました。

英会話レッスンへの招待(勧誘)もありましたが、ほとんどが友だちになりましょうといったものでした。

けっこうな数のメッセージに対応していると、だんだんと「初動慣れ」するようで、自分のレスポンスが定型的になってきました。良いことなのか何なのか・・

また、何度かメッセージのやり取りを交わしても、話が深くなる人もいれば、浅いままの人もいるようです。この辺りは、きっと相性なんでしょうか。浅いままの人とは、残念ながらフェードアウトすることが多いですね。このように、段々と友だちがふるいにかかっていくような過程を実感しました。

そもそも、外国の方はお互い気が合わないと思えば、割と関係もスパッと切る傾向がありますので、あまり考えすぎる必要はないかと自分に言い聞かせています。

登録21日目~30日目:別アプリにシフトすることも

さて、これぐらいの時期になっても、新しい人からのメッセージはちょくちょく受け取ります。感覚的に2~3日に1人ぐらいの割合で、新しい方からメッセージをいただいています。

この辺りになると、"InterPals"の使い勝手の悪さも感じるようになってきました。それは、スマホからだと操作しづらいこと。スマホ専用のアプリがなく、サイトもレスポンシブルデザインに対応していないので、少し歯がゆく感じていました。

そんな折、20代ヨーロッパ人女性からメッセージをいただきました。

その方は、日本にとても興味があるうえ、とてもフレンドリーで丁寧。どこか気が合うのか、メッセージのやり取りも苦になりませんでした。

ある時、その方から「これからは、WhatsAppでやりとりしない?」と提案がありました。WhatsAppでやり取りするには、どちらかが相手に電話番号を伝える必要がありますので、ちょっと抵抗がありましたが、やり取りがWhatsAppに移行してからは、あら快適。

"InterPals"を出発点にして、"WhatsApp"で交流を深めることで、気軽に話せる友だちができました。

InterPalsを1カ月使ってみてわかったこと

わずか1カ月ですが、"InterPals"を使ってみて色々なことがわかりました。

外国人の友だちができる

まず、"InterPals"で外国人の友だちができるかどうかというと、できます。簡単に知り合うことができて、気が合わなければフェードアウト、気が合えば晴れて友だちに、場合によっては恋人関係に発展することもあると思います。

外国人なら誰でもいいわけではない

外国人の友だちが欲しい!英語でしゃべりたい!と思っていても、いざ話してみると、なかなか会話が続かないことに気がつきました。

これは、性格によるところも大きいと思いますが、その他に共通の何かが欠けている、共有しているものが少ない、あるいは相手に魅力を感じていないせいだと思います。

例えば、英語を勉強するからといって、アメリカ人なら誰でもいいっていうわけではないんですね。やはり、気が合う人と出会うことで、交流も活発になるのではと思います。

異性からのメッセージの方が多い?

私は男ですが、メッセージの8~9割は女性からでした。他の女性ユーザーの感想を見てみると、男性からのメッセージが多数とのことでしたので、「InterPalsでは、異性からのメッセージが多い」と言えるかもしれません。

ただ、このあたりは、プロフィール(未婚か既婚か、彼氏/彼女募集中かどうか、年齢など)によっても変わってきそうですね。

"InterPals"を使うことで、世界中の人と知り合うことができ、友だちになるきっかけを作ることができると思います。実際、しょっちゅうメッセージがくるので、きっかけだらけでした。ただ、そこから友だち関係を深耕するかどうかは、結局は本人のモチベーション、あるいは相手との相性次第といえると思います。

ちなみに、私ははじめに自分からメッセージを送ったことはありません。全て、受け身でもこれだけきっかけが生まれました。これは、おそらくプロフィール情報をできるだけわかりやすく充実させたことも一因だと思います。

これがもし自分からメッセージを積極的に送っていれば、きっともっときっかけも多く、もっと友だちもたくさんできるのではないかと思いました。

"InterPals"は、うまく活用できれば、外国人の友だちを作るのにも、英語を勉強するのにも、とても有用であることは間違いないと思います。

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