「歩きスマホ」を英語・中国語でどういうか

最も身近な社会問題となっている「歩きスマホ」。

駅のホームなんかで歩きスマホをしている人を見ると、ヒヤっとしますね。

スマホを含め、携帯電話の普及率はすさまじく、ITU(International Telecommunication Union)の統計によると、2015年の日本の携帯電話加入数は約1.6億件で普及率は約126%(人口を超える加入数のため100%超)だそうです。これだけ普及していれば、歩きスマホの問題もあって然りなのかもしれません。

一方、他国に目を向けてみると・・

同様に、アメリカは3.8億件の117%、イギリスは0.8億件の124%、ドイツは1億件の116%、フランスは0.7億件の102%、中国は桁違いで13億件の92%でした。

要するに、経済的に主要な国では、携帯電話が著しく普及していることになります。

それなら、日本と同様に「歩きスマホ」が問題になっているはず!っと思たのですが、そもそも「歩きスマホ」という言葉は英語や中国語でどう表現するのでしょうか

「歩きスマホ」を英語で?

「歩きスマホ」は、英語では"Texting while walking"と表現することが多いようです。

"text"は「携帯電話でメールする」という意味です。しかし、"Texting while walking"はメールに限った表現ではないようですので、「メールじゃないよ、アプリだよ!」という屁理屈は通じなさそうですね。

標識などでは"No Texting While Walking"で「歩きスマホ禁止」、"No Texting While Driving"に変えれば「スマホ運転禁止」になります。

 

例1:

Texting while walking banned in N.J. town

(CBS Newsより)

例2:

Texting While Walking Isn’t Funny Anymore

(The Wall Street Journalより)

例3:主眼が変わることでひっくり返すこともあります

Walking while texting could mean jail time under New Jersey proposal

(The Guardianより)

 

もちろん、これが唯一の正解ということではなく、より具体的に"smartphone use while walking"や"using smartphones while walking"といった表現も可能です。文によって柔軟に書き分ける柔軟性が大切ではないでしょうか。

ただ、"Texting while walking"はリズムも良いですよね。

「歩きスマホ」を中国語で?

では、中国語で「歩きスマホ」をどう表現したら良いでしょうか。

直訳すれば"一边走一边玩智能手机"になりますが、大変にくどいですね。

中国語学習者からすれば、「~しながら~する」というと、どうしても"一边・・、一边・・"あるいは"边・・、边・・"構文を使いたくなりますが、日本語的な感覚ほどに厳密に使う必要もなく(もちろん"边走路边玩手机"としても間違いではありません)、"走路玩手机"といえば事足ります。

例1:

看完这组动图 你还敢走路玩手机吗?

(快科技より)

例2:

女子走路玩手机摔进2米深坑 路人吓呆

(CCTVウェブサイトより)

もちろん、"走路时不要玩手机"と応用がききますので、柔軟に使えるようになりたいですね。

ちなみに、中国語には"低头族"という言葉があり、文字通り解釈すると「頭を低くしている人たち」・・・そう、携帯電話をずっと使っている人たちのことですね。

歩きスマホをする"低头族"は、どうやら中国でも厄介な存在のようです。

 

日本語の「歩きスマホ」と対比してみると、英語でも中国語でもスマホが携帯電話に集約され、動作を表す言葉(英語では「メールする」、中国語では「遊ぶ」)が付いています。日本語が省略の多い言語である一方で、英語も中国語もはっきりさせたがる言語なので、この辺りに言語文化の差が出ていますね。

人のふり見てなんとかとは言ったもので、私も歩きスマホをしてしまわないように気を付けます。

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