"Ladies and Gentlemen"はジェンダー・フリーに抵触する?

私は普段、Facebookを通じて、海外メディアのさまざまな記事に目を通しています。

お気に入りは"Upworthy"、政治や経済などの生真面目な記事は少なく、興味を持ちやすい旬な話題を届けてくれます。

"Upworthy"にて、7月14日付で配信された"London trains are swapping 'ladies and gentlemen' for this gender-neutral greeting."は、翻訳に限らず、普段から言葉を扱う仕事をしている私にとって、とても興味深かったです。

"swap a for b"は、aとbを交換するという意味ですので、「ロンドンの電車 "Ladies and Gentlemen"をジェンダー・フリーな挨拶に変更」といった具合でしょうか。

代わりに使うのは "Hello, everyone."

"Ladies and Gentlemen"は、いかにもな英語の表現ですので、何も疑問に思わずに使っていた人も多いのではないでしょうか。

恥ずかしながら、私もこの記事を読むまでは、"Ladies and Gentlemen"がジェンダー・フリーに抵触するとは微塵も考えていませんでした。

ロンドンでは今後、"Hello, everyone."といった、中性的な挨拶に変わっていくようです。

記事によると、今後この流れは地下鉄だけではなく、ロンドン交通局(Transport for London)の管轄下に行き渡るようなので、ロンドンではその他公共の乗り物においても"Ladies and Gentlemen"を聞く機会はなくなると考えられます。

 

つい最近も、翻訳の仕事で"mankind"(人類)という言葉を"humankind"に直したところでした。

男と女という二極的な対立が当然という風潮のもとで文化が形成されてきたこともあり、私たちは言葉の端々で無意識に性を区別してしまっているんですね。

スポンサーリンク